我が家の桜文鳥のレンちゃんは2020年4月24日、さし餌が必要なヒナの頃にペットショップからお迎えしました。
初めての文鳥のヒナの飼育です。
ドキドキ。楽しみだけど不安もいっぱいです。
お迎えの日に慌てないようにしっかり準備してね。
必要なものについて自分なりに調べたけど大丈夫かな?と心配になり、お迎え前にお店に足を運び相談をすることにしました。
親身になって文鳥飼育に関して丁寧に教えていただき本当に感謝です!
やはり実際にヒナのお世話をしている方に直接お話を聞くと安心しますね。
今回は餌について準備するものをまとめました。
私のように初めて文鳥を飼育する方の参考になれば幸いです。
文鳥のヒナ飼育に必要なもの~餌について~
① パウダーフード
お店でお勧めされたケイティ社のイグザクト ハンドフィーディング フォーミュラというヒナ用のパウダーフードを購入しました。
他のメーカーでもヒナ用パウダーフードはありますが、このケイティ社のパウダーフードが定番です。
② シリンジ
シリンジとは注射器の液体を入れる筒の部分のことです。
パウダーフードをお湯で溶いてシリンジで吸い取ってヒナに与えます。
容量が2.5mlのものが手のひらサイズで使いやすかったです。
シリンジは内側のゴムが切れて使えなくなることもあるので数本用意しておくと安心です。
③ 器・スプーン
さし餌を作るときに必要な器やスプーンを用意します。
湯煎をするので器は2個必要です。
右側にあるものはミニ泡立て器です。
パウダーフードはスプーンだけでも混ざるのでこのミニ泡立て器は必要ないのですが、元々家にあったのでさし餌用にしました。
ミニ泡立て器を使うと簡単に混ざります。
トレイも含めここに写っているものは全てセリアで購入しました。
④ 温度計
購入するなら見やすいデジタル温度計がおススメです。
さし餌を作るときは温度管理が重要です。
さし餌はお風呂のお湯と同じくらいの温度で与えます。
そのため指で大体の温度を確認して作ることもできますが、安全に餌を与えるためには温度計はあったほうが断然良いです。
我が家はお菓子作りの時に使っていたアナログの温度計を持っていたのでこちらを使いました。
よく見るとペンギンマークが!
「こんなところに鳥さんがいる~☺」と嬉しくなりました。
こんな風に日常で鳥を見つけて嬉しくなるのは鳥飼いあるあるです。
初めて鳥を飼う方は覚悟してください…
鳥の愛らしさの沼にどんどんハマってそのうち家中が鳥グッズで溢れることになりますよ!
文房具や日用品など鳥デザインだとつい買ってしまいます。
鳥愛は嬉しいけど買いすぎ注意ね!
⑤ 粟穂
粟穂は餌をついばむ練習になります。
さし餌を卒業して成鳥のエサを自分で食べれるようになるために、3週齢頃から粟穂を飼育用プラスチックケースの中に入れておきます。
ひとり餌になる時期は個体差がありますが大体生まれて1か月を過ぎた頃と言われています。
MEMO
さし餌を卒業して成鳥用のエサを食べることをひとり餌と言います。
我が家のレンちゃんはお迎え時点で3~4週齢で間もなくひとり餌になるという時期でした。
そのためお迎えと同時に粟穂はケースに入れていました。
最初は見向きもしなかったのですが(その姿も可愛い)、お迎えして1週間後くらいに少しずつ興味を示しついばむようになりました。
⑥ ひとり餌になったときの成鳥用の餌
さし餌を卒業した時の成鳥用の餌なのでお迎えした時点での準備は必要はありません。
しかし我が家のレンちゃんはひとり餌になるまで日数がかからなさそうだったのでお迎え時に購入しました。
文鳥の主食はシードとペレットの2種類があります。
我が家はお店の方から勧められた殻付きの混合シードを主食として用意しました。
理由はシードの方が食いつきが良くスムーズにひとり餌に移行できるからです。
ペレットの場合は最初上手く食べてくれない場合があり、さし餌の期間が長くなる場合があるようです。
文鳥を初めて飼育する場合『上手くペレットを食べてくれない』と慌てることになりかねません。
食事の量が減ると文鳥の健康にも影響します。
そのためまずは粟穂から慣れさせてひとり餌のシードへ移行し十分な量のエサを食べてもらう方が初めての飼育なら安全策だとお店の方からアドバイスをいただきました。
本来は最初から総合栄養食であるペレットを主食とする方が望ましいのですが、一番大切なことは文鳥が健康に育ってくれること。
そのため我が家ではひとり餌はシードでスタートし落ち着いたらペレットを与えるという方法をとることにしました。
ひとり餌の主食をシードにする場合は栄養不足にならないようにビタミン剤やカルシウムを与えます。
さし餌は『パウダーフード』か『あわ玉』か?迷いました…
ヒナ飼育にあたりお店で勧められた餌はパウダーフードだけでした。
パウダーフードだけでいいんですか?
はい。栄養たっぷりのパウダーフードを与えると丈夫な鳥に育ちますよ。
あれ?!あわ玉は??
以前、セキセイインコのヒナを育てた時はあわ玉(剥いた粟に卵の黄身をかけて栄養価を高めた物)をお湯で柔らかくして与えていました。
思い返せばセキセイインコに最後にさし餌をしたのは十数年ほど前。
当時は当たり前のように歴代のセキセイインコのヒナにあわ玉を与えていました。
これまでの飼育経験と同じように本やネットの情報では文鳥のさし餌にあわ玉を使用していたはず…?
あわ玉で育った文鳥さんを見ても特に何も問題ないように思います。
パウダーフードを勧められたけどあわ玉でもいいような気がする…
実はここが準備アイテムの中で一番の不安点でした。
素直に勧められたパウダーフードを選べば済む話なのですが、さし餌の方法が色々あるって初心者としては混乱しますよね。
解説しますね。
あわ玉のメリット・デメリット
以前からの方法のあわ玉でさし餌をしている飼い主さんは多くいらっしゃいます。
あわ玉は腹持ちが良いというメリットはありますが、あわ玉だけだと栄養不足になる恐れがあります。
そのためあわ玉に小松菜をすりつぶして混ぜたり、パウダーフードなどを組み合わせてヒナに与えるというような栄養を補う工夫が必要です。
こういった手間はベテランの飼い主さんは上手くできそうですが、文鳥飼い初心者には少し難しく感じるかもしれません。
パウダーフードのメリット・デメリット
現在はヒナの餌は総合栄養食のパウダーフードのみ与えることが主流になってきているそうです。
パウダーフードのメリットとしては総合栄養食のため十分な栄養を摂ることができます。
何かを加える必要もなくお湯で溶くだけで簡単にさし餌が作れます。
デメリットはあわ玉より消化が早いのでさし餌の回数が少し多いということ。
しかし通常さし餌の回数は成長とともに減っていくのでこの点は問題なさそうです。
結論⇒文鳥飼い初心者はパウダーフード
それぞれのエサの特性を踏まえてお店の方からのアドバイスをいただいたのですが、私のような文鳥飼い初心者はパウダーフードのみのさし餌で育てることが最適ということでした。
『パウダーフードのみで育てることが主流になってきている』ということからも現在はヒナのさし餌について転換期を迎えていて新旧の方法が混在しているようです。
今後も新しいエサが登場したり、ベストな方法と言われる内容はどんどん変化していくと思います。
私も含めこれから文鳥を飼おうとしている方は、飼育についてしっかり学ぶことに加え、新しい情報は飼い主として責任を持って取捨選択をしていくことも必要だと感じました。
レンちゃんはパウダーフードのみのさし餌で育てました。
今の健康なむっちりボディー♡はケイティ社のイグザクトフォーミュラのおかげかもしれません。
文鳥飼育は学ぶことがたくさんあります
文鳥は繊細な体で健康管理がとても大切です。
これから一緒に過ごす文鳥の健康と命を守るために、お迎え前は必要なものの準備とあわせて飼育についてしっかり知識を深めておくことが大事になります。
ネット情報も大切ですが何より1番準備した方が良いものは文鳥飼育に関する本です!
私はお迎えにあたり飼育本を1冊読みました。
しかし現在さし餌についての方法が混在しており、飼育本での統一もされていないため1冊だけでは偏った知識になるなあと感じました。
そのため文鳥飼い初心者は事前に何冊か読むことをお勧めします。
おすすめ本の紹介
現在も情報のアップデートのために文鳥関連の本を買い足して読んでいます。
自然と鳥さんグッズとともに文鳥本も増えていく感じです。
愛する鳥のために勉強したいもんね♡